モンテッソーリと公文式の違いから考える、自分なりの育児の目標
こんにちは、Hahaha!母です(`・ω・´)ゞ
子育てする上で、困ったことがあると私はインターネットで色々検索します。更に育児本を読みあさることもあります。
私はもともと、モンテッソーリを頼りに育児をしていました。しかし、それでも解決できずに困っていたことがありました。
それは娘(当時2歳過ぎくらい)の少々暴力的な行動でした。娘は気に入らないことがあると、すぐよそのお友達をたたいたり、オモチャを投げたりする、という行動をとることが多く、どうしたらいいものか困っていました。(もしかしたらモンテッソーリにも答えはあったのかもしれませんが、当時の私にはわかりませんでした)
そんなときに出会った公文式では、これに対して「早期に言葉を使えるようになることで、自分の意見を伝えられるようになるので、イヤイヤ期も困らず、その後も思いやりをもった子に育つ」といった説明をしていました。
これだ!ということで公文式について調べてみると、モンテッソーリとは全く考え方が違い、モンテッソーリを捨てて公文式を選ぶべきかとおおいに悩んでしまいました。
そして思い悩んだ結果、モンテッソーリを軸に置くことは変えず、公文式のいいとこどりをすることにしました。そこで、これらの育児法を取り入れつつも惑わされないために、自分なりの育児の目標をたてることをおすすめしたいと思います!
(1)モンテッソーリと公文式の違い
まずは簡単にご説明させていただきます。モンテッソーリは、その子に適切な時期(敏感期)にあわせた教育を行う「適時教育」です。一方、公文式(や七田式、ヨコミネ式)はいわゆる「早期教育」です。
①モンテッソーリとは
大人は、子供の発達の段階を予め予習することができます。私はまだ娘以外に子育ての経験はないので、「この時期ってこんなことするよね~」という知識がありません。子供の行動が前もって予測できれば、心にも余裕ができますよね。
そしてその予測に基づき、適切な環境を用意し提示することで、子供はイキイキと活動に取り組み成長していきます。
モンテッソーリでは、発達の段階について論理的に説明し、それに合った環境の用意と提示の仕方を案内してくれます。育児にイライラしてばかりいた私は、初めてモンテッソーリを知ったときとても救われた気持ちになりました。
↓初心者にもとてもわかりやすかった本です
②公文式とは
幼児教育における公文式は、絵本の読み聞かせや、ことばカード等の教具を用いて、「知りたい」という欲求を刺激し高い知能を育成していきます。
公文には「うた200、読み聞かせ1万、賢い子」という言葉があります。1日10回(同じ本もOK)読んだとすれば、3年足らずで1万回は達成できることになります。これに童謡200曲を加えれば、二歳で本が読めるようになるそうです。
↓中古しかないようですが、 お母さま方の努力と成功事例が紹介されています
(2)自分なりの育児
冒頭でも触れたように、私はモンテッソーリと公文式のどちらかを選ばなければならないと思い悩んでしまいました。しかし最終的に、モンテッソーリを軸に公文式のいいとこ取りをすることにしました。
①モンテッソーリを軸にする
改めてモンテッソーリを軸にしようと思った理由は、モンテッソーリの目的と自分の子育ての考え方が一致していたからでした。
私は「娘には何かに熱中する経験をたくさんしてほしい」と思っています。大人になっても何かに粘り強くそして楽しく前向きに取り組める人は、幼少期にやりたい遊びに熱中していた経験をもっています。(ご参考までいくつか書籍を記事の末尾にのせます)
何かに熱中してしまえば、それについてもっと知りたいと思います。そして誰かと協力する際にもチームとして個人としてどんなことをすべきか真剣に考えます。そんな経験を積み重ねることはきっと将来大きな財産になると思っています。
②公文式のいいとこどり
でも、モンテッソーリの書籍等を読んでみても、娘の暴力的な行動に対する答えは見つからないままでした。それなら、そこだけ公文式の考え方を取り入れたらいいのかな?という考えに行き着きました。つまり、娘に言葉をたくさん吸収してもらうことです。
娘が言葉をもっとたくさん話せるように、私がやったことは以下の二つです。
・絵本をたくさん読む(5冊以上/日)
・童謡をたくさん聞かせる(約150曲)
やってみると「こんなに絵本や歌が好きだったのか」と思うほど、絵本の読み聞かせをせがんでくるし、歌も歌ってくれます。
特に童謡カードは絵と歌がリンクするのが楽しかったようで、もっと早く買ってあげれば良かったと思うくらい、大のお気に入りでした。
③いいとこどりした結果
公文式の「うた200、読み聞かせ1万」には及びませんでしたが、これらを実践したことで確実に言葉の理解力は上がったと思います。また、娘はもともと言葉が出るのが遅い方でしたが、お喋りも上手になりました。
私の話をきちんと聞いて理解し、コミュニケーションがとれるようになったことで、暴力的な行動についても改善してきたなという実感です。
(3)育児の目標と育児のやり方
結局なぜ私が悩んでしまったかというと、どんな子に育てたいのか、つまり私の育児における目標が定まっていなかったからです。
私の育児における目標は、「娘がたくさんのことに熱中し、自ら情熱をもって行動できるようになること」です。改めて目標を設定したことで、悩むことはなくなりました。
目標さえ定まってしまえば、そのためにはどんな手段(育児法)をとればいいのかがわかります。逆に手段(育児法)ばかりに目をとらわれていると、目的を見失うことになりかねません。
私の育児の目標はモンテッソーリ教育の目的とも合致しているので、今後異なる育児法に触れても迷うことはないでしょう。
(3)Hahaha!母のまとめ
インターネット等を通してあらゆる情報が手に入るからこそ、育児においても取捨選択が難しくなっているように感じます。私も子育て初心者なりに色々と悩みましたが、軸さえブレなければ情報に左右されなくて済むと思えるようになりました。
記事の途中で触れた、熱中体験に関連する本は以下のものです。特に見城さんの本は「このオッサン熱すぎておもしろい」と単純に思えるので、お勧めです!